ファイル

1.図面の登録−<ファイル>

「図面が完成した」、「途中だけど中断したい」ときに、図面をそのままの状態で登録することができます。

図面を登録すると、ファイルとして保存され、必要なとき、すぐにもとの状態で呼出せます。

次の状態が保存されます。

・作成した図形
・状態属性などの属性
・いろいろなパラメータの設定値
・拡大表示しているときは、その状態
・マスクの状態
・ウィンドウとレイアウトの状態
作成した図面を登録するときは、名前付保存(FILD)コマンドで その図面に名称を付けて登録します。

登録した図面は、モデルファイル(UID.名称.MD)となります。

図面の名称のほかに、その図面の内容を知る手がかりとして、作業者名や注釈が付加できます。

2.図面の検索−<サーチ>

呼出す図面の名称を全く覚えていなくても、サーチ (SERC)コマンドを使用すると、目的の図面を表示して、検索しながら呼出 すことができます。

3.図面の呼出し

呼出し(OPND)コマンドを使用します。

(1)登録した図面の呼出し

図面の呼出しには、次の2通りの方法があります。
・モデルファイル名称を指定し、モデルのサーチパスから検索して呼出す。
・モデルファイル名称の一覧を表示してその中から選択する。 出す。

4.新規図面の作成

新規作成(STP5)コマンドを使用します。

新たに図面を作成するには、次の3通りの方法があります。
・スクリーンを初期化する。(別のコマンドでウィンドウとレイアウトを設定する必要があります)
・ウィンドウとレイアウトを自動設定する。
・ウィンドウを用紙サイズとスケールで設定する。

5.図面の出力−<プロット> 

作成した図形を、図面として出力することができます。最初に図面から作図用のデータファイルを作成しますが、これを’ドロー・サブファイル(UID.名称.DR)’と呼びます。

さらに、これから’ドロー・ベクターファイル(UID.名称.DV)’を作成し、出力します。

【作図までの手順】

作図する図形(.MD)の呼出し
     ↓
ドロー・サブファイル(.DR)の作成  
印刷(DRAW)コマンドを使用します。

作図機に出力
作図処理(印刷)を使用します。
作図処理(印刷)の使い方、作図機への出力方法は、 マニュアル『ユーティリティ』の作図処理(印刷)をご参照ください。

印刷(コマンド)からの作図機出力処理は、印刷ダイアログの設定が参照されます。

複数のモデルファイルを1つにまとめて作図できます。
まず、作図用に大きなウィンドウを設定します。モデル(MDLD) コマンドで必要な図面をサブモデルとして配置して、ひとつの大きな図面 を作成します。
そのあとで、ドロー・サブファイルを作成します。